引き潮


となりのM君と神戸港へ泳ぎに行った。

たぶん中一だったと思う。

岸壁の20メートルくらい先には防波堤があり、

上にはいろん物が置いてある。

Mくんと「あそこはおもしろそうや、探検しがいあるで」という話になった。

岸壁の端に行くと、鉄製のはしごがつけてあり、

海面まで降りれるようになっている。

二人で階段を降り、防波堤まで泳いで行って、思いつくままいろいろとあそんだ。

どれくらい遊んだろうか、もう帰ろういうことになり、岸壁まで泳いでもどった。

ところがどうしたことか、はしごに手が届かない。

さっきは海面まであったのに?

立ち泳ぎしながら困っていると、

「おまえらなにしとんや?」と上から声がかかった。

事態を話とロープが投げられ、それで上にあがった。

しかし足の裏は岸壁の貝で血だらけになった。

親になんと説明したか、記憶にない。



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